敵は我に在り

私も広告代理店時代に携わっていた「親鸞聖人750回大遠忌記念」事業。

事務所近くの本願寺津村別院本堂で昨夜行われた

野村克也氏の講演会タイトルである。

実に野村さんらしいタイトルの講演会を拝聴いたしました。

 

野村さんの著書は、何冊か拝読したことはあるが、講演会は初めて。

期待以上の内容、やはり、一流ですね。

ひと言、ひと言が今の私には、薬となりました。

 

あの厳しい、プロ野球界で無名のテスト生から這い上がり、今の地位まで

手にした壮絶な過程のお話でした。

1時間半の予定が、だれも止めないでので2時間以上お話いただいた。

ご自分でも「だれも止めないから2時間にもなったじゃないか?」と

冗談交じりで締めとなった。いつもTVで視るノムさん節である。

 

そして、一番最後に「感性」の話になった。これが人間としての「センス」であること。

「考え方が取り組みを決める、知識と経験が行動に出る。」意味は深い、名言である。

その上で感性とは「親孝行」であると断言された。

親孝行とは、親に心配をかけないことを意味することとしめられた。

 

野村監督自身がお母さんに苦労かけてきたことのご経験から生まれた言葉である。

 

何よりも母を楽にさせるためにプロ野球界で成功せざる終えなかった

自身の「覚悟」があったのだと私自身の心に残った。