「わかる」と「できる」

知っているから始まり、理解するという意味のわかるがある。

そして、できるという段階がある。

 

しかし、どの段階に大きな差があるかを考えた場合、わかるとできるの

間が一番大きいと感じる。

 

アカデミックな世界では、知っていること理解していることに価値を

おく傾向があるようだ。

実務の世界では、やはりできることに重きがおかれるのである。

行動することに価値があるのである。

やってみること、これがなかなか難しいのである。

なぜならば、この段階では「気持ち」のものだから。

当然、知っていて、わかっていることが前提となるが、極論すれば

わかっていなくても「する」ことはできる。

 

そう、まねをすることである。

学(学ぶ)は、真似ることからと昔からよく表現されるがそのことである。

武道やスポーツなどは特に使われた。

 

世の中、社会とともに人生を歩むことは、これに似ているのではないか?

いや、今、もっとも大事なことだと感じる。

こういうことも今の学生に伝えてゆきたい。